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おやぢロックの友:アウトテイク
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好きな音楽のこととか、映画のこととか、なんかユルユルなことをメモ的に書いてみます。日記はムリ。自己紹介ったって、あとは何だ、好きなものでも書いておくか。アメリカン・ロックとか、西部劇全般、クリント・イーストウッド、サム・ペキンパー・・・おやぢ臭いな。えーと、ルーシー・リューが好き。
そうだ、あと、女子ソフトボールを応援してます。

■ブログにメアドは載せない方がいいらしいけどね。
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秦氏の謎とユダヤ人渡来伝説

2017/02/17 14:51
坂東誠『秦氏の謎とユダヤ人渡来伝説』(PHP文庫)を読んだ。
新刊600円+税。

こないだ六本木に行った時、時間つぶしに寄った本屋で買ってみたら、思いのほかハマった。

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古代イスラエルを追われたユダヤ人がアジアに散り、シルクロードに点々と痕跡を残しながら東へ東へと向かい、ついには朝鮮半島を南下し、なおも数万人単位のユダヤ人が日本に来ていたのではないかというハナシ。

このテの話は嫌いじゃないので、歴史ミステリー的なテレビ番組や、雑誌記事などで断片的に知っていたことが、この一冊にわかりやすく書かれていた、という感想ではあるが、改めて読むとゾクゾクするほど面白い。
「珍説」「トンデモ本」「ムー」的な説と分類されがちで、実際そういう面も大いにあるんだけど、なんともロマンがある。

それにしてもイスラエルは遠いなぁ。地理的にも気持ち的にも。中国から韓国から東南アジアから、いろんな民族が日本に渡って来てるんだろうし、そこまでは納得できるけれど、現在の日本の文化に、ユダヤ的要素を感じることはないからな。
ところが実はかなり深いところまで、なんなら日本の根幹の部分まで、ユダヤ人とユダヤ教が食い込んでいるのでは、という説(いわゆるユダヤ陰謀論は、また別の話です)。おもしろい!


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それでは今日は、旧約聖書のアブラハムのくだりを読むと、反射的に頭の中で鳴り出すボブ・ディラン(ユダヤ系アメリカ人)で「追憶のハイウェイ61」を聴きながらお別れです。
 ♪おお神、アブラハムに曰く「おれのために息子を殺せ」
  アブラハムいうのに「そんなこといって おれをかつぐんだろう」
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爆笑問題withタイタンシネマライブ

2017/02/11 11:00
昨日はTOHOシネマズ六本木ヒルズにて『爆笑問題withタイタンシネマライブ』を観た。当日券2200円。

本当は新宿で観たかったのに、売り切れ情報があったので、仕方なく六本木で観た。こちらもほぼ満席。すごい。そして年齢層が高い。

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全13組出演。全員おもしろかった!マジで!
以下、記憶で書いてるので出演順は違うかも。

XXCLUB
タイタンに所属したばっかりの新人。親子経営のコンビニネタ。

ゆりありく
鶴の恩返し。りく(猿ね)の芸達者ぶりが反則技的におもしろい。

ミヤシタガク
女子アナと付き合えなかったプロ野球選手の引退会見。

脳みそ夫
アラサーの縄文人OLネタ。ブッ飛んでる。独特すぎる知的でシュールなお笑いが、なんとなくタイタンのカラーに合ってる気がする。要注目。

ウエストランド
J-POPに影響されてるネタ。

瞬間メタル
暴漢に襲われたらどうするか。

日本エレキテル連合
僕のご贔屓、エレキテルは昨年の単独ライブでもやってたサイッテーのネタ。いやおもしろいんだけど、キモチがわるい。

長井秀和
ヒヤヒヤするほどブッ込んだ創価学会ネタ。テレビじゃ絶対無理だし、映画館でもアウトじゃないかってくらい、引きつった笑いが起こる。

ここまでタイタン所属芸人。かなり増えた。続いてゲスト。

パックンマックン
トランプ大統領のコメンテーターとしてパックンが忙しい話から。

BOOMER & プリンプリン
相変わらずベタな、ペーソスたっぷり、おじさんのドラえもんネタ。

中川家
安定の電車モノマネから。

ダチョウ倶楽部
今回一番楽しみにしてたのがダチョウ倶楽部。いったい何をやるのかと思ったら、伝統芸のゲームセンターみたいなメガネ屋からの、おでんネタ。
そこにおなじみのギャグを全て盛り込んだ豪華版だった。

爆笑問題
パックンマックンと「トランプ大統領」「スマホアプリの翻訳」ネタがかぶってしまう。一時期よりも少しテンポをゆっくりにして、ひとネタを掘り下げてる気がする。

アフタートークまで2時間半。たっぷり笑った六本木の夜。
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すばらしい新世界

2017/02/08 23:51
オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』(ハヤカワ文庫/大森望=訳)を読んだ。新刊800円+税。

2年くらい前に光文社古典新訳文庫版で読んで、まだ記憶も新しいんだけど、新訳版が『動物農場』と並んで「ディストピア小説」として売っていて、シンプルな装丁に惹かれて思わず一緒に購入してしまった。

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それにしても、ハクスリーの想像力にあらためて驚く。これは1932年に書かれた古典だ。しかしノスタルジックな要素は一切なく、ここで描かれる未来世界は、おそらく1930年代の読者よりも、2010年代の僕らの方が、よりリアリティを感じながら読めると思う。

ジョージ・オーウェルの『一九八四年』と違って、この未来はなかなか抗しがたい。生まれた時からみんな平等。適度な仕事に適度な娯楽。配給されるドラッグで心の安定を得て、フリーセックス、老いの心配もない。
なんとすばらしい新世界。

そこにニューメキシコの野人保護区で生まれた野人(インディアン)ジョンが登場する。ジョンは母親が白人で、文明世界のことを知っている。そして文字を覚えたジョンは、野人保護区で偶然見つけた「シェイクスピア全集」を暗誦できるまで読んでいる、旧世界のロマン主義的青年だ。

新世界の統制官と旧世界のジョンとの会話がクライマックスだが、ジョンを応援しつつ、統制官の語る新世界の利点にも抗しがたい僕がいる。だって新世界の方がラクだから。おれ、新世界の住人でいいかも。

翻訳は光文社版も早川版も、どちらも読みやすく、印象に大差はない。

 「みんなわたしのこと、とても弾みがいいって言うのよね」
                   (訳=黒原敏行)

 「すごくむちむちだって、みんなに言われるの」
                   (訳=大森望)

これはもう好みの問題だろう。僕は「むちむち」の方が好きだけど。
光文社版1048円+税。ハヤカワ版800円+税。ここはハヤカワの勝ち。
でも光文社版はハクスリーの「前書き」と長めの解説、ハクスリーの年譜までついてます。ここは光文社の勝ち。


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それでは今日は、光文社文庫版の時とおんなじだけど、やっぱりルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」を聴きながらお別れです。
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マグニフィセント・セブン

2017/02/07 15:03
昨日はイオンシネマ板橋にて『マグニフィセント・セブン』を観た。
月曜割引にて1100円。

『荒野の七人』リメイク版。監督アントワーン・フークア。画像は海外版のイメージポスターを採用しました。

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今度の七人は多様な人種が集まった。何しろ主人公が黒人、そしてフランス系、アイルランド系、メキシコ人、アジア人、インディアン・・・。
アメリカとは多様な人種が集まった国なのですよ、トランプさん。
暴力で町を制圧する悪徳実業家に、人種混合チームが立ち向かうのだ。
トランプのマジックに気を取られるな!

ここにアジア枠が一人いるのは嬉しいが、出来れば日本人が一人、食い込んで欲しかった。だって元はと言えば『七人の侍』なんだから。と思うんだけど、イ・ビョンホンが実にかっこよく、彼に対抗しうる個性を持った日本人俳優を思いつけないのが悔しい。

主人公が黒人(デンゼル・ワシントン)というのも意表を突いていた。今でこそ黒人ガンマンも、タランティーノの『ジャンゴ 繋がれざる者』など、多少は見慣れてきた感があるが、1960年には思いもつかなかっただろう。黒ずくめの黒人ガンマンを演じるデンゼル・ワシントンは、圧倒的な存在感を放っていた。はみ出し者ばかりだから、誰一人、彼が黒人であることに偏見や差別意識を示さない。

映画音楽にはジェームズ・ホーナーとサイモン・フラングレンの二人のクレジットがあり(ホーナー氏が2015年6月に急死したため、引き継がれたのかもしれない)、パーカッションのリズム「ダン、ダッダッダン、ダッダダダダン」に、かの有名なエルマー・バーンスタインによるテーマ曲が隠されている(そしてラストはついに・・・!?)。
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真夜中に響く重低音。

2017/02/05 02:27
ふらりとCDショップに立ち寄ると、
オールマン・ブラザーズ・バンドのフィルモア・ライブが流れてた。
飽きるほど聴いた「エリザベスリード」が死ぬほどカッコイイ。
うぉー、ベリー・オークリーのベース!
ブッチとジェイモーのダブル・ドラムス!
なんちゅう演奏だ。もうみんなどうかしてる!
そこで僕は思わずオールマン・ブラザーズ・バンドの棚へ・・・
行かないよ。持ってるっつーの。

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要するにオーディオの差だ。
お店のスピーカーの大音量と、僕んちの可愛いラジカセの差。
「SACD」だの「Blu-spec CD」だの高音質を謳うCDが出ているが、
僕んちの可愛いラジカセにとっては、何の意味もない。
いや、僕んちの可愛いラジカセだって、実はスペックは高いのだ。
はっきり「アパート住まい」の限界だ。そりゃ大きい音出せないもの。
「ウィッピングポスト」まで聴いた僕は、CDを探すのをやめて、
ビックカメラのヘッドフォン売り場に向かった。

あるわあるわ。ピンからキリまで。
1500円くらいの価格帯から10万以上の高級ヘッドフォンまで。
高級ヘッドフォンは論外。あくまで5000円以下の価格帯で選ぶ。
サンプルに並んだヘッドフォンを、自分のiPodに挿してみる。
今日はドナルド・バードのジャズだ。
いい。イヤフォンで聴いてるのと全然違う。
中でもSONYのEXTRA BASSというシリーズが、
3000円くらいの価格帯のものでも、異様に重低音が強調される。
バランスが悪いといえば、ものすごく悪い。
ここまで重低音を強調しちゃうと、もはや別物では・・・。
しかし一度これを聴いてしまうと、他のヘッドフォンは物足りない。
もう一度戻って、EXTRA BASSシリーズを聴いてみる。
わははは、レイモン・ジャクソンのベース!
レックス・ハンフリーズのドラム!
よっしゃコイツだ。3110円という安さが気に入った。

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というわけで、わずか3110円というリーズナブルなお値段で、
新たなミュージックライフを手に入れた、安上がりなオレ。
これいいわ。
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国境にバカの壁。

2017/01/28 22:14
トランプ大統領がテレビに映ると、
ディストピアもののB級SF映画を見ているような気になってしまう。
そんなトランプ大統領、メキシコとの国境に壁を作るんだって
張り切ってるけどホントかね。
実際、不法移民問題とか分からんし、壁で防げるのかも分からんし、
もう勝手にやってくれ、という感じなんだけど、
映画に出てくる国境警備隊ってカッコイイよなぁ、と思ったりして。

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チャールズ・ブロンソンの『ボーダーライン』(1980)
これは日本未公開だけど、テレビでやってた。
ブロンソンはカリフォルニア州とメキシコ間の国境警備隊の隊長役。
地味ながらそこそこ面白い映画だった。

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こちらはジャック・ニコルソンの『ボーダー』(1982)
ニコルソンはテキサス州とメキシコ間の国境警備隊。
これまた地味な、社会派にして人情派サスペンス映画。

壁なんか作ったら環境的にも影響が出てしまいそうだけど、いいのかね。
とりあえず、西部劇でも見慣れた国境付近の景観が
メチャメチャに変わってしまいそうだから、映画で見納めを。


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というわけで、今夜はライ・クーダーの
「アクロス・ザ・ボーダーライン」を聴きながらお別れです。
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動物農場

2017/01/26 16:20
ジョージ・オーウェル『動物農場』(ハヤカワ文庫/山形浩生=訳)を読んだ。新刊700円+税。

ジョージ・オーウェルは『一九八四年』を読んだ時、なんちゅう息苦しい小説だ、もうヤダ、早く読み終わりたい、と思ったから、これもどうしようかと迷ったけれど、薄い本だし、動物だし、と読んでみた。

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農場の動物たちが、革命を起こして人間を追い出し、動物だけの独立した共和国を作る。奴隷のような労働から解放され、夢の楽園になるかと思われたが、徐々に指導者のブタたちが特権階級となり腐敗していく。

巻末には、オーウェル自身による「序文案」と、ウクライナ後版への「序文案」、さらに山形浩生による訳者あとがきが掲載されていて、ボリュームもあり、どれも興味深い。
その訳者あとがきに詳しく書かれているが、この小説はレーニンによるロシア革命と、その後のスターリンの独裁体制、圧政をモデルに、寓話化したものだ。オーウェルは1943年に、ほぼリアルタイムで、ヨーロッパからジャーナリスティックな視点で書き始めている。
面白いのは、単純に社会主義を批判したものではなく、オーウェル自身はマルクス主義に傾倒する社会主義者だったという。ソ連を見ながら「おい本当の社会主義って、そんなもんじゃないだろう、しっかりしろよ」という思いらしい。

  わしには理解できない。こんなことがわしらの農場で起こるとは
  信じられない。たぶんわしら自身の落ち度のせいなんだろう。
                          (ボクサー)

ボクサーというのは、農場で一番大きく力の強い馬。支配階級がブタだったり、ロバやヒツジや牛など、それぞれの性格付けが、絶妙に、ある種の人間の傾向を代表させてるのが、読んでいるうちに分かってくる。
今も入手できるちくま文庫版は、開高健の訳らしいので、そっちも読んでみたいところ。


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それでは今日は、R.E.M.で「アニマル」を聴きながらお別れです。
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ハドソン川の奇跡

2017/01/23 11:13
昨日は池袋・新文芸坐にて『ハドソン川の奇跡』を観た。
ラスト1本割引にて850円。

僕が人生の師匠と仰ぐクリント・イーストウッド監督の最新作品を、実はまだ観ていなかったので、日曜日の夜にコッソリと観ておく。

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うーん上手いっ!もうストーリーがどうこうじゃなくて、その語り口の上手さに酔いしれる。小説でいうと、内容よりも文章の上手さに唸る的な。
過剰な表現を一切排して、研ぎ澄まされた映像で語る96分だった。

物語は、イーストウッド監督作品には珍しく、爽快なヒーロー映画だ。
キャッチコピーには「155人の命を救い、容疑者になった男。」とあり、
機長の判断を調査委員会から問われ、本人さえも迷う瞬間があるのだが、観客は初めから一度も機長の判断を疑うことはない。
乗客の中には赤ん坊を抱いた若い母親がいる、ゴルフ旅行に出かける父子がいる。足の不自由な女性とその娘がいる。そうした乗客の人間模様を手際よく印象付けて、観客に彼ら彼女らの無事を確認させるのだ。それも決して煽ることなく、しかししっかりと確認させてくれる。
さらに英雄は機長一人ではなかったことが、大きな感動を呼ぶ。副操縦士やCAたちの冷静な行動。そしてNYの様々なプロフェッショナルの人々。

電話の会話だけで見せる機長と奥さんの愛や、ラストの副操縦士のセリフまで、鮮やかに決めるイーストウッド師匠の名人芸を堪能した。
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時代はサーカスの象にのって

2017/01/22 12:09
昨日は新宿FACEにて、Project Nyx『時代はサーカスの象にのって』を観劇。前売券の他に当日ドリンク代500円。

作・寺山修司、演出・金守珍、美術・宇野亞喜良。
2015年に上演された『新宿版 千一夜物語』に続く「ロックアンダーグラウンド爆裂シリーズ」第2弾のロックミュージカル。

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歌舞伎町に久々に行ってみる。ヒューマックスパビリオンという、ゲームセンターやサウナが入ってるビルの7階に「FACE」はあった。
会場には四角い格闘技のリングが設置されていて、宇野亞喜良さんのイラストから抜け出たようなメイクの女優さんに案内してもらうと、リングサイド2列目の良席でびっくり。

リング上でラウンドごとにシチュエーションが変わる、連作短編風というのか、なかなかにカオスな世界。根底にあるのは「アメリカ的なものと日本人」だろうか。寺山修司が「天井桟敷」で上演したのは1969年とのこと。ヒッピー、サイケデリック、ベトナム戦争、ラブ&ピースの時代のエッセンスが2017年版にもほのかに残っている。

そしてリング上とは別のステージでは、SHAKALABBITSが生演奏。これがカッコイイんだ。前回の『新宿版 千一夜物語』にも出演していたが、今回は一部セリフもあり、より演劇に密接に絡んでいる印象。

隅から隅まで濃過ぎるキャラクターしか出てこないが、すぐ目の前でみるサヘル・ローズの美しさに息をのんだ。テレビ(「探検バクモン」)でいつも見てるのに!
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丘の上のバカ

2017/01/16 14:52
高橋源一郎『丘の上のバカ』(朝日新書)を読んだ。
新刊780円+税。

サブタイトルに「ぼくらの民主主義なんだぜ2」とある通り、2015年に刊行された本の続編。

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前作『ぼくらの民主主義なんだぜ』は、震災直後の2011年4月から、朝日新聞に連載された「論壇時評」をまとめたものだった。今回はその続き2015年4月分から。だけど前半1/3くらいで「論壇時評」の連載分は終わり、後半は同時期に書かれた、少し長めの文章から構成されている。

このシリーズを読んで思うことは、高橋源一郎の考え方に同調することではなく、もっと目を開いて耳をすませて自分の頭で考えなくちゃな、ということだ。この本には様々な文章が引用されているが、その出典の幅広さに驚いてしまう。新聞や雑誌、書籍だけではなく、ドキュメンタリー映画や演劇、公共的なパンフレット、雑誌「セブンティーン」の戦後70年特集から、WEB上で公開された言葉まで取り上げられている。

マスコミからの逆風に屈せず、トランプ氏を大統領に選んだのも民主主義なら、何をやっても安倍総理の支持率が下がらない(さっきテレビでは支持率67%と言っていた)のも民主主義。毎回ぼくが選挙で投票した候補者は一人も当選しないし、いったい民主主義ってなんなのよ、と思わずにいられない今、興味深く読んだ。


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それでは今日は、ビートルズ「フール・オン・ザ・ヒル」の『アンソロジー2』収録バージョンを聴きながらお別れです。

  ♪丘の上の愚か者は沈む夕陽を眺めながら、
  大きく開いた心の眼で、回る地球を見つめている
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この世界の片隅に

2017/01/10 00:14
昨日はイオンシネマ板橋にて『この世界の片隅に』を観た。
月曜割引サービスにて1100円。

イオンシネマは月曜割引があるので特に混んでいたが、なんとか映画館の片隅に席を確保して観た。
原作・こうの史代、作画監督・松原秀典、監督・片渕須直。

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ふわっとした水彩画のようなタッチのアニメーション映画。こういう絵柄でこそ表現できる物語があるのだなぁ、と感心して観ていたら、後半、この絵柄でなければならない理由がわかって、愕然とした。
悲しくて、悲しくて、とてもやりきれない。この限りないむなしさの救いはないのだろうか。
オープニングでコトリンゴという歌手が歌っていた。
なんと美しく、なんと残酷な映画だろう。
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入門を間違える。

2017/01/09 11:46
中山康樹『超ジャズ入門』(集英社新書)を読んだ。
レシート無くしちゃったけど、二百何十円だったかな。

こないだ近所のブックオフに寄ったら、年始企画で全本20%引きセールをやってたから、何か買わないと、と購入してみた。

ブックオフで、しかもブックオフ価格の20%引きで買った本に対して、まったく文句を言う筋合いはないんだけど、この本はひどいな。
面白おかしく書いてる部分がスベってるとか、自分以外のジャズ評論家や、ジャズ入門書を貶すのはともかくとしても、論理が破綻だらけ。一冊の中でいくつもの、たぶん20コくらいの矛盾がある。
もちろん、中にはうなずける部分もあるし、参考になる点もある。大筋で言わんとしてるところも分かる。にしても、さっき書いてたハナシと違うじゃん!ってのが気になって仕方がない。
一つ一つあげるつもりはないけれど、なにから聴いてもいいと言いながら、結局はマイルスだけ聴いてりゃいいんだってさ。


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釈然としないままだけど、とりあえずマイルス・デイヴィス聴いときますか。「ウォーキン」を聴ききながらお別れです。
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トキワ荘青春日記 1954-60

2017/01/03 10:27
藤子不二雄A『トキワ荘青春日記』(復刊ドットコム)を読んだ。
新刊2000円+税。

復刊ドットコムから復刊されたもの。あとがきを読むと、1981年に光文社カッパ・ノベルズから、1996年に再び光文社から単行本として出ていて、今回は20年ぶりの復刊になるそうだ。

僕は1981年のカッパ・ノベルズ版を今も大切に持っている。なんと36年も前に買った本だ。すっかり紙は赤茶けて、なんかシミもあるけれど十分読める。だけど今回の復刊本も写真を使った装丁がすごく良くて、字組も綺麗なのでまた買ってしまった。

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藤子不二雄Aこと安孫子素雄が、伝説のアパート「トキワ荘」時代に書いていた、昭和29年から36年、安孫子素雄20歳から26歳の日記。
何しろ手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄、石森章太郎、赤塚不二夫、鈴木伸一らの若き日の姿がイキイキと書かれ、日本の漫画文化の黎明期の貴重な記録でもあり、昭和30年代の「日記文学」としてもこれは傑作だ。

しかしカッパ・ノベルズ版の方が内容的には充実している。本編の日記のほか、章の間にそれぞれの漫画家との対談を7本掲載、さらに注釈もびっしり入っていて、カットも豊富に織り込まれていた。
事情はわからないけど、対談は既に故人が多いため、再掲載の許可が難しかったんじゃないかと思う。

ちなみにカッパ・ノベルズ版の注釈から当時(昭和31年)の物価を少し抜き出してみると、

 ラーメン 40円 コーヒー 50円 銭湯 15円 床屋散髪代 100円
 ハガキ 5円 電話 10円 週刊朝日 30円 
 映画(ロード・ショウ)150円 レコード 2,000円

レコードが異常に高い超贅沢品だ。今とほとんど変わらないとすれば、相対的な値段は随分安くなっている。映画は新作で150円かぁ。
そしてトキワ荘の家賃(四畳半・風呂なし)は3,000円。敷金が異様に高くて30,000円のところ、手塚治虫が敷金をそのまま置いて藤子不二雄に部屋を譲ってくれたそうだ。
一般的な初任給は10,000円くらいだったとか。

藤子不二雄はトキワ荘に入って最初の正月に、帰郷先で全く原稿が手につかず、抱えていた仕事9本中6本を落とすという大惨事の結果、丸々1年間干されてしまう。それでも単発の仕事を細々とやっているだけで、なんとか食えていたようだから、大らかな時代だ。

  描くべし、描くべし、お前は男だ、やればできる!!
  と自分で自分をかりたてて、机に向かった。(安孫子素雄)

この本はもう「日記文学」として、新潮文庫とかちくま文庫あたりに入れて、絶版にならないようにして欲しいところ。


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それでは今日は、ロック界の藤子不二雄ことスティーリー・ダンで「輝く季節(Reeling In The Years)」を聴きながらお別れです。
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MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間

2017/01/02 15:04
昨日は日比谷・TOHOシネマズシャンテにて『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』を観た。
サービスデーにつき1100円。

マイルス・デイヴィスが70年代後半、ニートになっていた時代を、なりきりマイルスのドン・チードル監督・主演で描く娯楽作。伝記的要素もあるが、伝記映画ではなかった。

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こりゃぁなかなか困った映画だぞ。面白いか面白くないかといえば、いろんな意味で面白いけど。
ドン・チードルが熱演すればするほど、モノマネコントに見えてくる。だってどう見たってドン・チードル。こないだ見た『ブルーに生まれついて』にチラッと出てくるマイルス役の俳優の方が似てる。でも仕方がない。これはドン・チードルがマイルスをやりたいだけの映画だったから。

本棚からマイルスの自叙伝を引っ張り出してきて、一応確認してみると、
「オレは、 一九七五年から 一九八〇年の初めまで、一度も、ただの一度もだ、トランペットを持たなかった。指一本、触れなかった。トランペットのそばまで歩いていってはじっと見つめて、吹いてみようかと思ったことはあった。だが、いつのまにか、そばに寄ることさえなくなった。どうしたっていうんだろう? オレにもさっぱりわからなかった」
とある。この映画は、その間のマイルスを描き、そこにフラッシュバックで過去のエピソードが挿入されていく。

となれば、天才のぶつかった壁、創作の苦悩など、内省的な映画になるのかと思いきや、これはマイルスと白人記者(ユアン・マクレガー)のコンビが、ドラッグと盗まれたデモテープを求めて奔走するアクション・バディ・ムービーだった。
マイルスも「エルヴィス・プレスリー」とか「マリリン・モンロー」みたいにある意味、キャラクター化したと思えばいいのかもしれないけど、この映画のマイルスは、傲慢で暴力的な裸の王様に思えた。

ラストは復活したマイルスのライブ。バンドをよく見ると、ハービー・ハンコックがいるわ、ウェイン・ショーターはいるわ、ロバート・グラスバーはいるわ、ベースはえらく美人だぞと思ったらエスペランザ・スポルディング、ギターはブルース系のゲイリー・クラークJr.と、リアル・マイルス世代と現在の若手精鋭混合オールスターバンド。その中でマイルスを演じるドン・チードルのやりたい放題ときたら。そりゃ楽しいだろうさ。
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帰ってきたヒトラー

2016/12/31 12:21
昨日は早稲田松竹にて『帰ってきたヒトラー』を観た。
ラスト一本割引にて800円。

これは藤子不二雄Aが1969年に発表した短編『ひっとらぁ伯父サン』の待望の映画化、ではなくてドイツの作家によるベストセラーの映画化。
監督・脚本はデヴィッド・ヴェンド。

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今年6月に公開され日本でも大ヒットした映画だか、見逃していたやつ。
なるほど、これはとても面白いブラックユーモア映画だった。

映画は大まかに2部構成になっている。
前半は現代にタイムスリップして来たヒトラーが、テレビのディレクターと共に今のドイツを旅するロードムービーの趣き。
後半はモノマネ芸人としてテレビ出演したヒトラーが、次第に人々の支持を集めていく、シチュエーション・コメディ的展開に。

なかなか巧妙に構成されている。ヒトラーという人間に魅力があり、いつのまにかヒトラーを応援してしまっている自分にゾッとする。
頭のいい男なのだ。約70年ものブランクをものともせず、新聞スタンドで世界情勢を把握し、ドイツの現状を知る。テレビを見てすぐに「これはプロパガンダに利用できる」と理解する。インターネットに驚愕しつつ、SNSやYouTubeを利用して、どんどん人気を得ていく。
テレビの討論番組に出ても、何しろ本物だから、思考にブレがない。

こうして強い言葉を発する人間に人々は煽動されていく。そして本当に恐ろしいのは煽動する者ではなく、それを選ぶのは民衆だということだ。アメリカ大統領選挙後の今は、なおさらその怖さがよく分かる。トランプ次期大統領も、プーチン大統領も、安倍総理も、選挙で民衆が選んだのだ。
こういう映画を作れるドイツはすごいと思う。

ちなみに藤子不二雄Aの傑作短編漫画『ひっとらぁ伯父サン』も、だいたいそんなお話です。

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オール・マイ・ラヴィング

2016/12/30 00:15
岩瀬成子『オール・マイ・ラヴィング』(小学館文庫)を読んだ。
新刊620円+税。

団塊世代のおじさんが書く「ビートルズもの」は、もういいかなと思っていたけれど、これは14歳の少女が主人公ということで読んでみた。
1966年。ビートルズに夢中な14歳の少女の日常を描いた、瑞々しくて、ノスタルジックで、ちょっと切ない青春小説だった。

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岩瀬成子は初めて読んだが、プロフィールによると1950年生まれ、児童文学の作家のようだ。『オール・マイ・ラヴィング』も14歳の少女が主人公だから、もちろん中学生が読んでも十分理解できるだろうけど、これは大人が読んだ方が面白い。文体もおそらく児童文学とは分けて、大人向けの小説として書かれていると思う。

時はビートルズ来日のニュースがあるから1966年と特定できるが、場所ははっきり書かれていない。著者の自伝的要素があるとするなら山口県かもしれない。とりあえず小さな田舎町。

喜久子の一人称で物語に入っていく。思春期の鋭い感受性で大人を見たかと思えば、いかにも子供っぽい無神経な発言をしてしまったり。
東京から来た転校生で色白の白石さんは、唯一ビートルズ・ファンの友達だ。同級生の朋美、淡い恋心を抱く真山くん。アルバイトで店番をする近所の文具店ネコシマのおばあさんと、ニーさん。そして姉の美江子と姉が恋に落ちた米軍兵のダニエル。昔気質で頑固で不器用だが優しい父。
それぞれが物語の中で懸命に生きている。

  ビートルズはあっさり壊したのだと思う。なにかを。今までに
  ないやり方で壊そう。壊せよ、壊しちまえよ。そういっている
  気がする。きらっと光るものが見えるだろ。それなんだよ。お
  れたちが歌っているのは。綺麗なものは汚い。汚いものは綺麗。
                        (平山喜久子)

この文庫版の解説には、江國香織が新聞に書いた書評と、松村雄策が「ロッキング・オン」に書いたエッセイが二本立てで掲載されていて、どちらもよかった。


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それでは今日は、ビートルズのBBC LIVEより「オール・マイ・ラヴィング」を聴きながらお別れです。
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ブルーに生まれついて

2016/12/29 14:32
昨日は、角川シネマ新宿にて『ブルーに生まれついて』を観た。
水曜サービスデーにつき1100円。

落ちぶれたジャズ・トランぺッター、チェット・ベイカーが再起をかける70年代にスポットを当てた伝記映画。

チェット・ベイカーについては、むかしブルース・ウェーバーが監督した『レッツ・ゲット・ロスト』(1989)というドキュメンタリー映画を観たことがあるが、この3、4年かなり僕自身もジャズを聴くようになったので、今の方がもうちょっと分かるかなと。
50年代にジャズ界のジェームズ・ディーンといわれた甘いルックスは、晩年はチャック・コナーズみたいな顔になって、実際の年齢よりずっと老人に見えた。

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ドラッグに溺れていたチェットは、1970年頃、ドラッグの売人とのトラブルでアゴを砕かれ歯を折られ、トランぺッター生命を絶たれてしまう。
しかしトランペットを諦めないチェットは長い時間を掛けて練習する。
その間の彼を支えたのは売れない女優のジェーンだった。

ジャズに対する強い思いと共に、人間としての、どうしょうもない弱さ、脆さが描かれている。はっきり、ダメ人間である。
だけどその「脆さ」とか「儚さ」は、そのままチェット・ベイカーの音楽の魅力でもあるから、如何ともし難い。
しっかりしろよ、チェット!と思うけど、「あいにくブルーに生まれついたもので」と言われたらしょうがない。

ロバート・バドロー監督(脚本・製作も)は、50年代のライブシーンから、70年代の西海岸の空気、故郷のオクラホマの風景まで、美しい映像で再現する。チェットを演じきったイーサン・ホークも素晴らしい。

「カリスマ」として登場するマイルス・デイヴィスもまた、70年代後半には苦しい時期が訪れることになる。というわけでドン・チードルのマイルスの映画も観に行かないと。
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1979年のストリート・ギャングたち。

2016/12/23 01:09
映画『ウォリアーズ』は、1979年のニューヨークを舞台に(ただしリアリティはなく、半ばファンタジーなニューヨーク)、ストリート・ギャングの抗争を描いた、ウォルター・ヒル監督作品。

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当時アメリカで、映画に熱狂した若者たちが暴動事件を起こしたといわれるが、確かに独特の熱を帯びた高揚感のある映像だった。

この映画を観た当時の東映、岡田茂社長が「それいけ日本版を作れ、すぐ作れ」と命じて作られたらしい映画が、石井輝男監督『暴力戦士』。

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素晴らしいのは、データによると『ウォリアーズ』が1979年9月15日に公開され、追って『暴力戦士』は10月6日公開と、『ウォリアーズ』の興奮冷めやらぬ中、ほぼ同時期公開まで持っていったことだ。

もう一本、1979年12月には、フィリップ・カウフマン監督の『ワンダラーズ』という映画が公開されている。
こちらは1963年のニューヨークはブロンクスを舞台に、イタリア系や中国系など、民族系ストリート・ギャングを描いた『ウエスト・サイド物語』風のロカビリー青春映画。

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なぜか知らないけど、1979年はストリート・ギャングが暴れたのだ。

それでは今日は、映画『ワンダラーズ』のラスト近く。
時は1963年。通りかかったニューヨークのライブハウスから、売り出し中のボブ・ディランが歌う「時代は変わる」が聴こえてくる名シーン。
自分の青春が終わったのか、ロカビリーの時代は終わったと感じたのか。とても象徴的で感傷的なショットだ(こういう場面の意味がわかるようになるのは、大人になってからだけど)。いい動画があったので「時代は変わる」を聴きながらお別れです。


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36年後のウォリアーズ。

2016/12/22 00:30
少し哀しくて、少しあたたかい動画を見つけた。
1979年の映画『ウォリアーズ』の面々が、同窓会的に集まって、
ロケ地を歩くというもの。
36年後というから、2015年に撮影されたもののようだ。



36年。かつての青年たちも、中年、初老といった年齢で、
当然それなりの風貌になっている。
しかし未だ人気は高く、ファンの間で伝説化している彼ら。
決して、映画史に残る名作ではないし、
アカデミー賞とか、カスってもないだろうし、
飛び抜けた大ヒット作でもないはずの『ウォリアーズ』が、
今も人気を誇っているということが、なんか嬉しい。

僕は深夜テレビで放送された『ウォリアーズ』を見て、
あまりの面白さにテレビの前でひっくり返ったクチだ。

それでは今夜は、1979年の映画『ウォリアーズ』のエンディング。
ジョー・ウォルシュの「イン・ザ・シティ」を聴きながらお別れです。
伸びやかなギターと歌が、コニーアイランドの空に舞い上がるような、
最高にカッチョイイエンディング。
イーグルスの『ロング・ラン』にも入ってるけど、
映画はたしか、ジョー・ウォルシュのソロ名義で、
バージョン違いだったと思う。

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風葬

2016/12/18 00:51
桜木紫乃『風葬』(文春文庫)を読んだ。
新刊540円+税。

桜木紫乃の、わりと初期作品にあたる長編小説の文庫化。長編といっても
200ページほどで、すぐ読めてしまう。

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「風葬」という言葉は、桜木さんの造語かと思ったら、本当にある言葉で
「遺体を風に晒し風化を待つ葬制」とのこと。ここでは象徴的な意味で使われている。死者と風化していく記憶、みたいなことかと思う。

プーチン大統領が来日して、久々に北方領土に関心が向いたが、この小説は、数十年前に根室沖で拿捕され、ソ連の収容先で病死した父親が遺体で戻ってくる、というエピソードがプロローグにある。

そこから定年退職した元教師と、その息子で、児童が自殺したのを機に退職した元教師、の二人の元教師(親子)が主人公となる。
定年退職した元教師・徳一は、かつて拿捕されて遺体で戻った男の娘の担任だった。そしてあることをずっと悔いている。
その息子の元教師・優作もまた、児童の自殺を悔いている。
これは二人の男の、悔いと贖罪の物語なのかもしれない。

一方、釧路の書道教師・夏紀は、書道の師匠でもある母が若年性アルツハイマーで、時折耳慣れない言葉を発する。そこから夏紀は、自分の出生の秘密を探り出す。

二人の元教師の贖罪と、夏紀の出生の秘密が、次第に絡み合い結びつく。手がかりを少しづつ手繰っていく過程が、ミステリー小説の味わいもあって、読みながら自分で人物相関図を書いてみたくなるほど複雑だけど、最後はピタッと収まる。

  あのね、思い出して思い出して忘れていくこともあるんだと
  思うの。私自身のことだから、私ひとりで乗り切りたいの。
                        (篠塚春江)

文庫オビに「桜木ノワールの原点」とある。この小説は完成された小説だけれども、たくさん読んできたシノラー(自称)としては、なるほど、以後の作品や作風に通じていく原点を見つけることもまた読書の愉しみ。


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それでは今日は、ニール・ヤング&クレイジー・ホースの歌う「風に吹かれて」を聴きながらお別れです。
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