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おやぢロックの友:アウトテイク
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好きな音楽のこととか、映画のこととか、なんかユルユルなことをメモ的に書いてみます。日記はムリ。自己紹介ったって、あとは何だ、好きなものでも書いておくか。アメリカン・ロックとか、西部劇全般、クリント・イーストウッド、サム・ペキンパー・・・おやぢ臭いな。えーと、ルーシー・リューが好き。
そうだ、あと、女子ソフトボールを応援してます。

■ブログにメアドは載せない方がいいらしいけどね。
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ロスト・イン・パリ

2017/08/16 12:59
昨日は渋谷ユーロスペースにて『ロスト・イン・パリ』を観た。
火曜割引1200円。

フランスで道化師として活躍しているというドミニク・アベル、フィオナ・ゴードン監督・主演によるコメディ。

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このコンビの日本公開作は3作目らしいけど、僕は初めて観た。パントマイム的な動きを随所に取り入れた作風が見慣れなくて、最初はやや戸惑ってしまうが、中盤からは完全にハマってしまった。
パリに住む叔母から助けを求める手紙が届き、カナダからパリにやって来たフィオナ。しかし部屋に叔母はいなく・・・そこから徹底したすれ違いコメディになっていく。

むしろ古典的な喜劇映画の復活なんだろうけど、絵本のようにカラフルな色彩の画面と、小気味いいテンポでとても新鮮に映った。
冴えない中年のおばさんと、ホームレスのおじさんが、どんどん魅力的に見えてきて、ラストは幸福感に包まれる。なんと素敵なロマンティック・コメディだろうか。
アベル&ゴードンの過去作もチェックしておかないと!
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サンタナ&アイズレー・ブラザーズ「パワー・オブ・ピース」

2017/08/10 23:09
サンタナとアイズレー・ブラザーズのコラボによる、往年のソウルヒッツのカバー集。そりゃイイに決まってるだろ、というアルバム。

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いい意味で、予想以上にパワフルな出来に驚いた。もうちょっとベテランの「枯れた味」も期待してたけど、これはこれで大満足。

シンディ・ブラックマン・サンタナがドラムを叩いてるのもパワーの源だろう。この人はサンタナの女房だけど、その前はレニー・クラヴィッツのツアーバンドのドラマーとしてお馴染みだった人。アフロヘアーでビジュアル的にもカッコよかったシンディが、いつのまにかサンタナ・バンドに移籍して、カルロス・サンタナからステージ上で求婚されたそうだ。
アルバム中、唯一のオリジナル曲はシンディ作曲で、往年のヒット曲に負けない美しいバラードだ。

カーティス・メイフィールドの「ジプシー・ウーマン」とか、ディオンヌ・ワーウィックの「世界は愛を求めている」とか、マーヴィン・ゲイの「マーシー・マーシー・ミー」とか、もうロナルド・アイズレーのファルセットがたまらない。

ひとつ希望を言えば、アイズレーのセルフカバーがあっても良かったかなと思う。アイズレー・ブラザーズもまたソウル・レジェンドのひとつなんだから。
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サム・シェパードに。

2017/08/04 14:23
サム・シェパードが亡くなったそうなので、
前に作ったGIF動画を上げて偲びたいと思います。

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この国「深奥」の重大な歴史

2017/07/28 13:43
久保有政・編著『もう隠しようがない 日本人が知って検証していくべきこの国「深奥」の重大な歴史/ユダヤ人が唱えた《古代日本》ユダヤ人渡来説』(ヒカルランド)を読んだ。フルタイトル長っ。
新刊1815円+税。

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この数ヶ月、僕の頭の中はユダヤ人渡来説でいっぱいだ。この本はユダヤ人の研究者の著書から、久保有政が編著した「ベスト・オブ・ユダヤ人渡来説」という感じの、決定版的な内容。
それぞれの研究は当然、内容にカブリがあるが、おもな趣旨を抜き出して見ると・・・

ラビ・マーヴィン・トケイヤー(日本ユダヤ教団のラビ(教師))
日本神道や宗教的な行事と、古代イスラエルの風習の類似など。

ヨセフ・アイデルバーグ(日本に長く滞在し見習い神官も務める)
日本書紀など古代日本史・神話にみる古代イスラエル史との類似、
さらには日本語とヘブル語の類似など。

ラビ・エリヤフ・アビハイル(アミシャーブ創設者)
日本に古くからある民間の風習と、古代ユダヤの風習との類似など。

アビグドール・シャハン(文学者・歴史家)
ユダヤの歴史と日本の歴史から、文化的なつながりを探る。

エリ・コーヘン(元イスラエル大使)
日本駐在中に感じた、日本人の精神とユダヤ人の精神の類似など。

古代イスラエルの民は、途方も無い距離と年月の中でも、自分たちの信仰だけは失わずに、東へ移動し続けたというのか。なんとも壮大なロマン。


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というわけで今日は、ザ・バンド「アイ・シャル・ビー・リリースト」を聴きながらお別れです。
 ♪俺には朝陽が輝き出すのが見える 西に沈んだ太陽が
  また東に昇るのが…いつの日かまた、いつの日かまた
  俺は自由の身になるだろう
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もし・・・

2017/07/21 14:18
僕も「もし〇〇が△△したら」的なのは好きなので、
3年前くらいに描いたやつ発掘。

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「もし植田まさしが、ドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」のジャケットを描いたら」

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「もししりあがり寿が、ボブ・ディランの「プラネット・ウェイブス」のジャケットを描いたら」

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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

2017/07/16 01:29
神田桂一/菊池良『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)を読んだ。新刊980円+税。

タイトル通り、文体模写によるパロディ本。
巻末の解説(もし柳家小三治が本書の「解説」を話したら…)によると、レーモン・クノーの『文体練習』をヒントに制作されたそうだが、僕はその本は知らなくて、和田誠の名著『倫敦巴里』の中の「雪国」(川端康成の「雪国」を他の作家が書いたら)を思い出した。

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村上春樹、太宰治、ドストエフスキー、レイモンド・チャンドラー、大江健三郎、星新一ら文字通りの文豪から、「週刊文春」や「ロッキング・オン」などの雑誌の文体、小沢健二や尾崎豊の歌詞まで幅広く、100人の文体がネタにされる。
例えば、村上春樹の登場人物はよくスパゲティを茹でるが、カップ焼きそばは作りそうにない。そのズレが面白いのだ。

読んでも読んでも「カップ焼きそばの作り方」以上の情報は出てこないから途中でちょっと飽きるけれど、この徹底したバカバカしさ。僕は大好きだ。手塚治虫そっくりの絵を描く田中圭一による、画風パロディ・イラストも楽しい。

改めて分かったのは、作家の特徴的な文体は、初期の頃ほどクセが強いんだなということ。例えば林真理子なら「ルンルンを買ってカップ焼きそばを食べよう」とくる。これは林真理子のデビュー作のパロディだが、いまの林真理子はもうこんな文章は書いてない。村上春樹も村上龍もごく初期の文体がパロディになっている。


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それでは今日は、難しいな…ペヤングじゃなくて、Nヤングってことで、
ニール・ヤングの「メロー・マイ・マインド」を聴きながらお別れです。
3分7秒の曲なので、お湯を入れて待つ間に丁度いいです。
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ジェフ・トゥイーディ「トゥゲザー・アット・ラスト」

2017/07/12 13:43
ウィルコのジェフ・トゥイーディ、映画『チェルシー・ホテル』のサントラ盤を除けば、あと息子とのユニット「トゥイーディ」を除けば、初のソロ名義によるアルバム。

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ジェフ・トゥイーディがアコースティック・ギター一本(曲によってはギターを重ねているけど)で、ウィルコ初期から中期のナンバーを中心に、セルフカバーした全11曲。

昨年「トゥイーディ」としてバンドセットで来日した際、後半ジェフがアコースティック・ギター一本の弾き語りで、ウィルコ・クラシックを歌うパートが大ウケして、たぶん何処で演ってもウケたので、今回のアルバムに繋がったんだろうと思う。

そういう意味ではお手軽企画のアルバムだが、お手軽に感じさせないところがジェフ・トゥイーディのカリスマたるところ。
ウィルコもデビューから22年も経ち、振り返って懐かしむには十分なキャリアだけど、なぜか後ろ向きな感じがしないのだ。
むしろ今この曲を歌う意味とか、タイトルの意味を勝手に考えてしまう。
ジェフは「いや、ライブでウケてたからみんな喜ぶかと思って」と言うかもしれないが、あんたの歌がそう感じさせないのっ。
バンドのアレンジを抜き去って、剥き出しになったメロディは、やっぱりなんだかヒネクレているし、やっぱりなんだかオルタナディブ。
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橋本絵莉子波多野裕文

2017/07/08 16:04
チャットモンチーの橋本絵莉子と、People In The Boxの波多野裕文によるユニットの1stアルバム。

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すごくいい。作詞は全て橋本絵莉子、作曲は全て波多野裕文。演奏は二人で楽器をマルチプレイ。歌はおもに橋本絵莉子。ときどき波多野裕文。

ネットで記事を探して読んでみると、橋本絵莉子が自分ではメロディーがつけられない歌詞を、波多野裕文に渡して曲を作ってもらう、というスタイルで制作されたようだ。
チャットモンチーはとても自由なバンドだけど、チャットモンチーで出来ない音楽ってどんなだろう。橋本絵莉子は天才的な作曲家だけど、自分で曲が作れない歌詞ってどんなだろう(波多野裕文については、予備知識が何もなしで、申し訳ない)。
そう思って聴いてみたが、なるほどこれはとても新鮮な音楽だ。

ゆったりほのぼのとした、フォークロック的な感触がありつつ、やっぱり
橋本絵莉子の歌詞が、言葉が、胸に染み入る。
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ディックは、デッドを聴いていたか?

2017/07/03 23:26
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(ハヤカワ文庫/浅倉久志=訳)を読んだ。新刊740円+税。

『ブレードランナー 2049』の公開に備えて、原典をおさらいしておこうと思って読み直し。ハヤカワ文庫の旧版を持ってるけど、リニューアル版の装丁がカッコイイからまた買ってしまった。

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映画『ブレードランナー』の続編が制作されると、ネットの映画ニュースで読んだときは、正直、いまさら感しかなかったが、ハリソン・フォードが出演してると知って、俄然、僕の中で期待値が上がったのだ。

読み直しといっても、前に読んでから20年とか下手すりゃもっと経ってるから、あんまり覚えてなくて、夢中になって読んだ。
原作と映画の違い等は、すでに散々いろんなところで語られてるだろうから、遠慮しておこう。全然違うがどっちも傑作だ、ということで。

今回読んで、僕が気がついたのは、映画には登場しない、もう一人のバウンティハンターが出てくるが、名前がフィル・レッシュだったこと。
フィル・レッシュ!グレイトフル・デッドのベーシストと同姓同名だ。果たしてこれは偶然だろうか。

あらためて確認して見ると、フィリップ・K・ディックは、サンフランシスコのベイエリアで育ち、そのままサンフランシスコを拠点に作家となっている。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の舞台もサンフランシスコで(映画版はロサンゼルス)、書かれたのは1968年。
ほうほう。1968年のサンフランシスコ。当時のヒッピー文化の中心地であるサンフランシスコで結成されたグレイトフル・デッドは、レコード・デビュー間もない時期だが、地元では既に人気があったはず。
フィリップ・K・ディックもグレイトフル・デッドも、共に当時のドラッグ・カルチャーと縁が深い。
おそらく、フィリップ・K・ディックは、グレイトフル・デッドのファンというよりも、フィル・レッシュと個人的に知り合いだった、という可能性が高い気がする。偶然かもしれないけどね。


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というわけで、今夜はグレイトフル・デッドの「シェイクダウン・ストリート」を聴きながらお別れです。
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メッセージ

2017/07/01 22:40
今日は池袋シネマ・ロサにて『メッセージ』を観た。
サービスデーにつき1000円。

『ブレードランナー 2049』の公開を控えるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSF映画。エイリアン・コンタクトもの。

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こないだ『美しい星』を観たあとに、次は『メッセージ』が観たいと思っていたのだ。これもなんらかの宇宙からのメッセージ。
ある日、地球上の12ヶ所に巨大な宇宙船が停泊する。言語学者のルイーズは、コンタクトを取ろうとするが・・・。

すごく新鮮な感覚だが、同時にひどく古典的なSF映画でもあった。
宇宙船やエイリアンを勿体ぶらずに、序盤からサクサク見せるのがいい。それでいて派手なアクションやサスペンスシーンもなしに、ぐいぐい物語に惹きつけていく力がある。
コンタクトは、2体のエイリアンにアボットとコステロと名付けた時点で、かなり友好的なムードが漂う。ところで、アボットとコステロなんてみんな知ってるのだろうか。1940年代から50年代にかけて活躍したアメリカのお笑いコンビ。って僕も実際見たことはないけど。日本でいえば、エノケン・ロッパみたいな。余計に分からないか。やすしきよしとか、おぎやはぎ、でもいいけど。

彼らが地球を来訪した目的は何か。中盤で、ヤベーぞ、もしも彼らのメッセージが「人類みな兄弟」とか「愛は地球を救う」とか、あるいは星新一のショートショートみたいに「早寝早起き腹八分」みたいな、えー、そんなことを伝えるためにわざわざ来たんすか?的な腰砕けメッセージだったらどうしよう・・・という疑念を抱いてしまうが、まあ、そういう面もなくはないが、僕はとても感動した。

しかしアボットとコステロ。おそらく地球人の現段階よりも高度な知識を持っているんだろうから、もうちょっと歩み寄ってくれてもいいんじゃないか。声を震わせて「ワレワレハ・・・」なんてさ。
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神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた

2017/06/29 00:07
鶴田真由『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』(幻冬社)を読んだ。新刊1300円+税。

女優・鶴田真由の旅エッセイもの。シンプルな装丁の青と黄色のオビにどういう意味があるのか、僕の知識では分からず。

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あれだ。もう鶴田真由さんも、完全にこっち側の人だ。
「古事記」ゆかりの地を旅するうちに、そこかしこに見つかるユダヤの痕跡。真由さんが自分なりに探求するうちに、友人の紹介で研究者の久保有政氏と会ったり、ヘブライ大学の教授と出会ったり、元イスラエル大使のエリ・コーヘン氏に会えたり、映画プロデューサーからイスラエルへの旅のお誘いが舞い込んだり。何かに導かれているように偶然が重なり、真由さんをエルサレムに連れて行く。

紀元前722年。アッシリア帝国に制圧され、イスラエルを追われたユダヤの民が、アジア各地に散り、東へ東へ流れ、シルクロードに点々と痕跡を残し、ついには日本に辿り着いていたという説。
そして日本がまだ国家として固まっていない時代、数万人規模で渡来したユダヤ人の文化や宗教観が、日本の形成に影響を与えていた、という説。

鶴田真由は、僕のように本を読んで夢想するだけじゃなく、本を読んだ上で、自分で足を運び、自分の目で見て、自分の感性で考える。そこが羨ましい。僕なんかより重症のこっち側の人だ。
あくまで「旅エッセイ」だから、ユダヤ人渡来説の決定的証拠を、的な期待を持って読むと、そこまでじゃないけれども、僕が知らなかった沖縄に残るユダヤの痕跡が興味深かった。
とりあえず、鶴田真由というメジャーな女優さんが、幻冬舎というメジャーな出版社から、こうした本を出したことに興奮する。


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というわけで、今夜はブルース・スプリングスティーンで「プロミスト・ランド」を聴きながらお別れです。
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世界の果てまで何マイル

2017/06/25 20:58
テリー・ビッスン『世界の果てまで何マイル』(ハヤカワ文庫/中村融=訳)を読んだ。古本で300いくらかだったかな。

こないだ読んだ佐藤多佳子の『明るい夜に出かけて』の中で、主人公のラジオネームの元になっていた小説。絶版のようなので古本でゲット。

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ハヤカワSF文庫から出ているが、これはファンタジー小説といった方がいいだろうか。自動車整備士のトーキング・マンは魔法使い。といっても、自動車を修理するくらいしか魔法を使わない。
ある日、失踪したトーキング・マンを、娘のクリスタルと、知り合ったばかりの大学生ウィリアムズが追いかける青春ロード・ノヴェルになっている。追っているのか、逃げているのか、どこへ向かっているのか。よく分からないがとにかく進むのだ。

 「頭がおかしいのか? 引きかえすしかないよ」
 「引きかえすってどこへ?」

この小説は1993年にハヤカワ書房から刊行されているが、テリー・ビッスンが書いたのは1986年。文学史的なことは知らないけど、なんとなく80年代にときどき読んだタイプの小説だと思った。
例えば、村上春樹だったら『羊をめぐる冒険』とか、村上龍の『だいじょうぶマイ・フレンド』とか、川西蘭の『パイレーツによろしく』とか、少し古いけど、リチャード・バックの『イリュージョン』とか、あの感じ。
僕の好きなタイプの小説だ。もうちょっと分析してみると、叙情的な表現を排した文体、リアルとファンタジーの境界が曖昧、みたいなやつ。

あと、この小説には様々な自動車が登場する。48年型シェビー、66年型ムスタング、62年型クライスラー、50年型フォード、ダッジ・ステーション・ワゴン、68年型ビュイックなどなど。この自動車フェチ気味なこだわりが、ロード・ノヴェルとしての魅力になっていると思うのだが、僕はまったく自動車に疎いので、その車種に込められたイメージだとか、象徴的なものにピンと来ないのがちょっと悔しい。


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それでは今日は、チャットモンチーの「ドライブ」を聴きながらお別れです。これまた名曲です。
 ♪まっすぐに突き抜けよう その先になにがあっても
  目を閉じないでいよう
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ラ・ラ・ラスト。

2017/06/18 14:28
昨日のAKB48総選挙。テレビは見れなかったので、
ネットで情報を拾ってみると、まゆゆは卒業発表するわ、
りりぽんは結婚宣言するわと、いろいろあったようだけど、
最後はやっぱり指原さんの三連覇。
『ラ・ラ・ランド』をパロディにした選挙ポスターも見事でした。

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僕も例年はCDを一枚買って来て、指原さんに一票だけ
投票していたのですが、今年はピンチだってはなしだから、
二枚買って二票入れました。
そしたらブッチギリの一位じゃないですか。なんだよもう。


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というわけで今日は「願いごとの持ち腐れ」通常盤TypeCyより、
指原さんセンター曲「イマパラ」を聴きながらお別れです。
2000年頃に流行ったパラパラのリバイバルですね。
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美しい星

2017/06/15 15:39
昨日はシネ・リーブル池袋にて『美しい星』を観た。
水曜サービスデーにつき1100円。

三島由紀夫が1962年に発表した小説を、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』や『桐島、部活やめるってよ』など小説原作ものに定評のある、吉田大八監督による映画化作品。

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なんとも奇妙な映画だった。この奇妙さは、三島由紀夫の原作『美しい星』の読後感と同じ奇妙さで、そういう意味では忠実な映画化だ。
と、僕は三島などまともに読んだことはないくせに、たまたま(天啓により)『美しい星』は読んでいたので、いかにも「三島の原作では」的な文学好きのテイで書いてみる。

テレビの気象予報士・大杉重一郎(リリー・フランンキー)と、彼の子供たち(亀梨和也、橋本愛)は、ある時期、それぞれが宇宙人(からの魂の転生)であると覚醒していく。そしてそれぞれが、自分が地球に生まれた理由や、使命を模索し始める。

超自然現象を寸止めで観客に見せないのは、SFXの予算がないからではなくて、絶妙に本当に宇宙人なのか、本人の思い込みなのか、判断を迷わせるためだ。結果的に、とてもスピリチュアルな、あるいは宗教的な人間の姿を映し出す。天啓を受け、使命に目覚め、発言し行動するが、天は沈黙したままなのだ。それが映画では原作以上に滑稽な人間に見える。

原作では、母も宇宙人に覚醒するが、映画での母(中嶋朋子)だけは地球人のままだ。しかしペットボトルに入った「美しい水」のマルチ商法にハマるあたり、実はスピリチュアルと紙一重なのかもしれない。

僕は宇宙人の存在は100%肯定派だが、といっても宇宙人とコンタクト出来るとか、宇宙人はすでに地球で活動している、という説は、にわかに信じがたい。だからと言って「信じた方がロマンがある」的なまとめ方も大嫌いで「いや、ロマンとかじゃなくているんだってば!」と思う。
ホントにもう、ちょっとでいいから姿を見せてよ、宇宙の友よ。
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ラジオ・ガガガ

2017/06/11 13:43
原田ひ香『ラジオ・ガガガ』(双葉社)を読んだ。
新刊1400円+税。

こないだ読んだ佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』に続いて、これはラジオを題材にした小説6篇。

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『明るい夜に出かけて』は深夜ラジオのリスナーが主人公だったが、こちらはラジオの範囲がもう少し広く、ラジオにまつわる話、という感じか。

ケアハウスで「伊集院光 深夜の馬鹿力」を聴くおばあちゃん。東南アジアでiPodに入った「オードリーのオールナイトニッポン」を聴く青年。
ラジオドラマのシナリオ作家を目指す主婦。気まずい夫婦の間に流れる「ナインティナインのオールナイトニッポン」。「全国こども電話相談室リアル!」に耳を傾ける少女。

  伊集院は決して自分たちを裏切らない。いや、裏切っても、その
  裏切ったことをちゃんと話してくれるだろう。   (河西信子)

ケアハウスにいるおばあちゃんはそう思う。これは著者の思いそのままで、原田ひ香もまたラジオのヘビーリスナーなのは間違いない。

全6篇中、ラジオドラマの脚本家のエピソードが2篇ある。これはどうやら、原田ひ香自身の経験が反映されているようだ。作中の脚本も自身の作品からの引用なのだろう。
ディレクターから脚本の改稿を15回も繰り返され、自分の大事にしていたシーンが変わっていく。プロットを何十本と提出しても、全て却下されてしまう。そんな生々しいやりとりが哀しくも面白い。


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それでは今日は、クイーンの「レディオ・ガガ」も、レディー・ガガも残念ながら持ってないので、RCサクセションで「ガ・ガ・ガ・ガ・ガ」を聴きながらお別れです。
 ♪ノイズだらけの ラジオが鳴ってらァ
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藤子スタジオアシスタント日記 名作秘話編

2017/06/06 15:55
えびはら武司『藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 名作秘話編』(竹書房)を読んだ。
新刊1300円+税。

「まいっちんぐマチコ先生」でお馴染みのえびはら武司が、藤子不二雄のアシスタント時代を描くシリーズ。早くも続編が・・・と思っていたら、前作が出てからもう2年も経っていたよ。

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前回はえびはら武司の半自伝的なマンガだったけれど、今回は藤子不二雄マンガの制作エピソード秘話に絞っている。
えびはら武司が藤子スタジオにいたのは、1973年から1975年まで。当時はA先生(我孫子)が売れっ子で、F先生(藤本)先生は低迷期(ドラえもんの人気爆発直前)だったようで、えびはら武司は主にF先生のアシスタントをしていたそうだ。

竹書房刊「本当にあった愉快な話」誌上に連載のため、どうしても一つのエピソードが短く、あんまり深い話はないし、正直「名作秘話」というほどの驚きもない。だけど、えびはら武司が本当に楽しく働いた、著者にとっての青春の日々だったということは伝わってくる。
巻末に多くの、藤子不二雄を愛する漫画家からのイラストが寄稿されていて、それも楽しい。

というわけで、僕も藤子不二雄を愛する一読者として、4年くらい前に描いたやつを載っけておきましょう。

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ダンスでござーる。

2017/06/05 00:54
ジャン=リュック・ゴダール監督『はなればなれに』のダンスシーンが、本当に素敵すぎる。



これで思い出すのが、ハル・ハートリー監督『シンプルメン』(1992)のダンスシーンだ。唐突に、ソニック・ユースの「Kool Thing」で踊り出す、これもまた大好きなシーンだった。



女1男2で、女性を中心に下手なダンスを始める。なるほどこれって、ゴダールでござーるだったのか。と、日本での公開順が逆だったので、あとから元ネタを知り、さらにこの場面が愛おしくなるというね。

これって多分、みっちり練習してミュージカル映画みたいに踊るんじゃなくて、このグダグダ感が面白いんだろうな。
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ゴダールでござーる。

2017/06/04 01:38
昨日は高田馬場・早稲田松竹にて、ジャン=リュック・ゴダールの『女は女である』『はなればなれに』の二本立てを観た。
入場料金1300円。

60年代ゴダール映画特集にそそられて、早めに高田馬場へ。『はなればなれに』を映画館で見るのは初めてだ。

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ともにアンナ・カリーナを軸に、女1男2のトライアングルで、『女は女である』はカラフルでポップなラブコメ。『はなればなれに』はモノクロでコミカル調の犯罪もの。

そもそも『はなればなれに』は、1964年に制作されながら、なぜか日本では1998年にようやく劇場初公開された不遇の映画だった。
とにかく、アンナ・カリーナを見ておけばいい。『女は女である』でハタチ、『はなればなれに』で23歳のアンナ・カリーナ。キュートかつセクシー。『女は女である』のセーラー服よ。『はなればなれに』のストッキング脱ぎ脱ぎシーンよ。当時ゴダールの奥さんだったというからまったく腹がたつ。

あと改めて思ったのは、ミシェル・ルグランの音楽の美しさ。映画音楽の巨匠として幅広いジャンルの映画に関わっているから、あんまりゴダール=ルグランの印象はなかったけれど、この2作を続けて見ると、音楽の美しさが印象的だった。と思ったでござーる。
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明るい夜に出かけて

2017/06/02 15:45
佐藤多佳子『明るい夜に出かけて』(新潮社)を読んだ。
新刊1400円+税。

これはいいなあ。深夜ラジオのリスナーを主人公にした青春小説。バイト先のコンビニを舞台としたコンビニ小説でもある。

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富山は、わけあって大学を休学中。ファッションに気も使うし、そこそこイケメンのようだが、他人とコミュニケーションを取るのが苦手で、接触恐怖症の症状もある。特に女子が極端に苦手ときた。
もうさ、深夜ラジオのリスナーってそんなやつばっかりか。だけど深夜ラジオって、昔からある種ダメな人の「救いの場」だったりもする。
富山が聴くのは「爆笑問題カーボーイ」「伊集院光 深夜の馬鹿力」そしてなにより金曜深夜は「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」。

物語はコンビニに来る、アルピーANNの「職人」女子高生・虹色ギャランドゥ、バイトの先輩・鹿沢、富山の友人のラジオ好き・永川らが出会い、それぞれが少しずつ変わって、成長していく。
ラジオを中心にしながらも、ツイッター、ニコニコ動画、アメーバピグ、ツイキャス、ラインと、現代のコミュニケーション・ツールが駆使されていく。ラジオって、うっかりするとノスタルジックに語られてしまう中、今の若者の物語になっているのが嬉しくなる。
すごく狭い世界ではある。だけど、他人と繋がっていく。その新しさがすごくいい。そして羨ましい。

  イヤホンから耳に落ちて来る、平子と酒井の声は近い。同じ部屋
  にいるんじゃないかってくらい近い。この謎の距離感こそが、ラ
  ジオの生放送だ。テレビじゃ絶対にない。不特定多数のリスナー
  が聴いているのに、アルピーと俺と三人でいるみたいな錯覚。
                         (富山一志)

分かる。この感じ。佐藤多佳子は、たぶん本当にラジオのヘビーリスナーだ。小説の題材として聴いてみたというレベルじゃ絶対ない。ラジオ好きには共感できるエピソードだらけ。JUNKのイベントとか、僕もその場に行ってたし!むしろハガキ職人じゃないだろか。


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それでは今日は、これしかないってことで、ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスで「ビタースウィート・サンバ」を聴きながらお別れです。1967年からずっとオールナイトニッポンのテーマ曲だそうです。
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家族はつらいよ2

2017/05/29 16:35
昨日は池袋シネマ・ロサにて『家族はつらいよ2』を観た。
レイトショー割引1300円。

山田洋次監督による『東京家族』『家族はつらいよ』と、大好きなシリーズの新作。

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今回もまた笑って泣いて。しかし前作はエピソードが、どんどん膨らんで繋がって転がっていく喜劇だったのに対して、今回は高齢者の運転免許返上と孤独死にテーマをしぼった「小品」という印象だった。

声を出して笑っちゃうシーンは全部、橋爪功が出てる場面。そして涙ぐんじゃうシーンはいつも蒼井優がらみの場面だった。とにかく蒼井優がもうたいへん素晴らしい。

見る人の年齢によって泣き笑いのポイントと感想が違う映画だろう。前作をシネコンで見たときは、僕の隣に、おばあちゃんと孫の女の子(なんとなく聞こえてくる会話からの推測です)が見ていて、二人とも笑っていて、それがとてもいいなと思った。
僕なんかだと、この家族の中では林家正蔵の年齢に一番近いのかもしれないけど、一方で孤独死とかも人ごとじゃないから、なるほど一人で死ぬとこうなるのか。友人もいなかったらヤバイな。などと参考になった。
いろいろ問題を抱えている平田家だが、家族会議ですぐ集まることが出来るのだから幸せだ。しかも鰻重だ。
そこに対比的に描かれるのが周造の旧友、丸太吟平だった。しかし彼の死も決して孤独じゃなかったよ。
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