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<<   作成日時 : 2018/02/13 00:22   >>

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エルモア・レナード『オンブレ』(新潮文庫/村上春樹=訳)を読んだ。
定価550円+税。

ノワール小説の巨匠、エルモア・レナードは何冊か読んでいて、いずれも高見浩の翻訳で親しんできたが、村上春樹の翻訳とはこれいかに。

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文庫の帯でネタバレしてる通り、これはゴリゴリの西部小説じゃないか。
2編収録されていて、表題作の『オンブレ』はポール・ニューマン主演で『太陽の中の対決』として、『三時十分発ユマ行き』はグレン・フォード主演『決断の3時10分』と、ラッセル・クロウ主演『3時10分、決断のとき』として、二度映画化されている。
訳者あとがきの中で「今どき西部小説を好んで読む人なんて、世の中にそれほどたくさんいないだろう」と書いているけれど、これは「村上春樹」の名前がなかったら、翻訳が出なかったかも知れず、それだけでも村上春樹に感謝したい。

『オンブレ』は、映画の何気ない描写の裏の心理戦がグイグイ迫ってきて(わりと地味な映画なのです)、映画版を見直したくなった。主人公もポール・ニューマンをイメージして、ブレなく読める。
『三時十分発ユマ行き』はすごく短い短編小説だったことに驚いた。
しかし映画化に当たって、設定の変更は多々あるものの、どちらも原作の本質を突いた良い映画化だと思う。

「オンブレ」とは「男」という意味のスペイン語なんだそうだ。
この本の2編は「男らしさ」についての小説だ。「漢(おとこ)」と書くやつ。昨今は「男らしさ」なんて言うと、男尊女卑的と批判されたりするんだろうけど、それに変わる言葉がないから仕方がない。


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この2編はアリゾナの荒野が舞台。アリゾナのバンドといえば、キャレキシコ。というわけで今日はキャレキシコで「クリスタル・フロンティア」を聴きながらお別れです。

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