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<<   作成日時 : 2005/01/25 22:11   >>

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急な仕事の打ち合わせで渋谷に行ったので、帰りに文化村ザ・ミュージアムにて「グランマ・モーゼス展」を鑑賞。
僕の持っていた断片的な知識・・・アメリカの農村に住むおばあちゃんが、70才を過ぎてから絵を描き始め、80才で初の個展を開催、専門的な絵の教育を受けてない分、素朴なタッチの田舎の絵が人気となる・・・というようなことから、いわゆる「天然」の素人くささが、逆に「味」となっているのだと思っていた。

ところが何点か作品を鑑賞し制作年数を見ると、1940年代から50年代とある。しかし描かれているのは、なんとものどかな、馬車に乗る人や馬の手綱を弾く人々の姿。いくら田舎とはいえ、50年代のアメリカに馬車ってことはないだろう。
するとモーゼスばあちゃんが、絵画を描くときに参考にした古い雑誌やポストカードなどが展示してあった。なるほどそうか、モーゼスばあちゃんは「天然」などではなく、かなり強烈な意識を持って、失われたアメリカの原風景を描いていたんだと思う。1860年生まれというから、若い頃にはまだ本当にモーゼスばあちゃんの絵画のような景色だったのだろう。それが急速な近代化で失われていく、さらには自分が70才となる。そこで自分の記憶と古い写真や絵などを組み合わせて、「古き良き時代」を描き続けたのだ。その方がスゴイと思った。モーゼスばあちゃんの絵は、たしかに素朴なタッチだけども、構成も色彩もメチャクチャ上手い。
会場内で10分の参考映像が上映されていたが、やっぱり失われた風景、過疎化する前の活気ある農場を描いている、というようなことを言っていた。

その思いがどれだけ強いかというと、なんと70才から101才で亡くなるまでの30年間で、なんと1600点もの作品を残したという。1600もの絵を描き続けるというのは、おばあちゃんの趣味というレベルではなく、ものすごい強烈な意志があったと思う。じゃないと描けない。
しかも、例えば文明との対比、みたいな分かりやすいメッセージはなく、一貫して温かくて楽しい絵を描き続けたところがスゴイ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
池田さん!
おひさしぶりです。ともです。
先日はひさしぶりにお話しできて嬉しかったです。
ちょっと観ない間にブログはじめてたのですね。すごい。
ザカライヤのページめちゃくちゃおもしろかったです!
グランマモーゼス行きそびれてしまったのでいーなー。
テレビの特集などではみていたのですが、
原画を観ないことにはですよね。伝わるものがだいぶちがってきたり
するでしょうから。今度開催していたら逃さないようにしなければ。
近々またおあいしましょうね!

ではでは、また!

とも
2005/07/08 12:55
ともさん、こんにちわ。コメントどうもです。
ブログは、ホームページ以上にひっそりと、途切れ途切れにやってます。
忙しいでしょうけど、時々は展覧会なんかのぞいて、充電しないとね。
また連絡しまーす
池田
2005/07/10 09:58

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