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急な仕事の打ち合わせで渋谷に行ったので、帰りに文化村ザ・ミュージアムにて「グランマ・モーゼス展」を鑑賞。 僕の持っていた断片的な知識・・・アメリカの農村に住むおばあちゃんが、70才を過ぎてから絵を描き始め、80才で初の個展を開催、専門的な絵の教育を受けてない分、素朴なタッチの田舎の絵が人気となる・・・というようなことから、いわゆる「天然」の素人くささが、逆に「味」となっているのだと思っていた。 ところが何点か作品を鑑賞し制作年数を見ると、1940年代から50年代とある。しかし描かれているのは、なんとものどかな、馬車に乗る人や馬の手綱を弾く人々の姿。いくら田舎とはいえ、50年代のアメリカに馬車ってことはないだろう。 するとモーゼスばあちゃんが、絵画を描くときに参考にした古い雑誌やポストカードなどが展示してあった。なるほどそうか、モーゼスばあちゃんは「天然」などではなく、かなり強烈な意識を持って、失われたアメリカの原風景を描いていたんだと思う。1860年生まれというから、若い頃にはまだ本当にモーゼスばあちゃんの絵画のような景色だったのだろう。それが急速な近代化で失われていく、さらには自分が70才となる。そこで自分の記憶と古い写真や絵などを組み合わせて、「古き良き時代」を描き続けたのだ。その方がスゴイと思った。モーゼスばあちゃんの絵は、たしかに素朴なタッチだけども、構成も色彩もメチャクチャ上手い。 会場内で10分の参考映像が上映されていたが、やっぱり失われた風景、過疎化する前の活気ある農場を描いている、というようなことを言っていた。 その思いがどれだけ強いかというと、なんと70才から101才で亡くなるまでの30年間で、なんと1600点もの作品を残したという。1600もの絵を描き続けるというのは、おばあちゃんの趣味というレベルではなく、ものすごい強烈な意志があったと思う。じゃないと描けない。 しかも、例えば文明との対比、みたいな分かりやすいメッセージはなく、一貫して温かくて楽しい絵を描き続けたところがスゴイ。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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池田さん! |
とも 2005/07/08 12:55 |
ともさん、こんにちわ。コメントどうもです。 |
池田 2005/07/10 09:58 |
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